「さぁ、どうでしょうねぇ?」
ニヤニヤ笑って返答してやった。
そして、あんたさっきから退かねぇ?
んー、こういう奴は素直に退く奴居ねぇよな。
よし、蹴るか。
右足を相手の腹に蹴ると、見せかけて左で蹴飛ばした。
案の定相手の男は私が蹴ろうとした方の足を掴もうとした。
ふっ、ちょろいちょろい。
「またの御利用をお待ちしております。」
といい今度こそ襖に手を掛けた。
「なんでお前は男の格好までして裏の仕事なんてしてんだよ!」
と相手の男は叫んできた。
「いつも報酬弾んでくれるから特別に教えてやる。目的を果たす為だよ」
もう、ばれてんだし肯定してもいいよな。
---パシ
はぁ、またかよ。
「その格好もその喋り方も疲れるだろ。俺の前では普通にしてろよ。
もうばれてんだからさ。」

