ふああ...

気付くと朝だった。

目の前には、将生が眠っていた。

「よかった...」

家族が、いるってすごい

うちが、守ってやらなきゃな

うとうとしてると、病室のドアがあいた。

パパとママだった。

「これ コンビニのだけどこれでも食べて、学校いって」

そう言って、母が差し出した袋の中には、おにぎりとジュースがひとつずつ入っていた。