その日の夜、夢を見た。


夢の中の自分は、真っ暗な暗闇にいて。

泣いていた。

それを見る自分がいて、何もせずただ眺めている。

すごく、怖かった。怖い…

そんな暗闇に、一筋の光が現れた。

それは、真横を通り、私を照らす。

なんだろう。

それが、何なのか、何なのか、気になった。

気になった、私は、立ち上がり必死にもがき、走る。

そんなに私を夢中にさせたのは、何だろうか。