彼は、

焦ったように、私の方に走ってきた。

「すみません!大丈夫ですか?!」

キラキラ…

彼の最初のイメージは、キラキラだった。

ミルクティー色の髪が、風になびいて、申し訳なさそうに、笑って。

「あっ。私こそ、拾わなくてすみません。」

「えっ、なんであやまるの?変わってますね」

くしゃっと、笑う彼の顔と、優しい声が、その日から離れなくなった。



君を知りたくて、たまらなくなった。