私はもう一度あなたと恋を始めます

『あ、あの……神咲さん、』


『えっ?あっ!たしか私のクラスの委員長の藤川海森さん?』


『あ!名前知っててくれてたんだ!あのね、……ずっと話したいなぁって。友達になりたいとは思ってたんだけど……私こう見えて意気地なしだからさ、話しかけられなかったの。ごめんね』

『ううん!謝ることないよ!話しかけてくれてありがとう。私こそ宜しくね。』

『私は海森でいいよ!私も澪って呼ぶね!』

『うん!』

この日は私が「友達」に見せた初めての笑顔だった、