『好きじゃない!!あんたなんか!もともと好きじゃなかった!あの手紙だって嘘だとは思ってなかったよ!最初からね!』


『嘘ついてんな。お前。嘘つく時目を見ないんだよ。お前』


ぷツンっ!

ここで私の何かが破れた。ううん。
正確には「切れた」


『私には関係ないよ……仁が私の前から消えてその時何をしていたかとか知らないよ!仁は楽しかった?私がまんまと騙されている姿を見て心の中では本当は笑っていたの?』


いつしか私は話しながら大粒の涙をこぼしていた。