私はたったそれだけでその考えを悟った。


でも、どうやって出ればいいんだろう。あの時みたいに……あの時の仁みたいな人はいない。


だってあの仁の手紙が原因で私を人を信じなくなり、避けて生きてきたんだもの。

どうしよう。


バタバタ!!


何?!この音!誰かが階段に上がってくる!


まさかさっきの子達が私のこと言いに?どうしよう。怖いよ。