あんなこと言われて。


あんなやつ!嫌いになってやる!ってそれくらい恨みたいのに、恨みたいのに。


恨めない……

愛してしまったんだ。この地球の誰よりも、仁がいればそれでよかったんだ。


だから今も仁が私の前に現れて


『澪!』

そう呼んでくれるのを待っているんだ。

未練がましいのかな。