『仁……助けて。』


仁、それは私が昔に一度だけ初めて信じられた人、私を見つけてくれた人、


そして……


私の初恋だったんだ。


あの時の仁は肩で息しながら走って探して蹴ってドアをあけて抱きしめてくれたよね。


仁は3年前に私の前から消えた。それもとても変な別れ方で。