「コホン
これから時間が余ったので自己紹介を始める。
各自、自分の名前・好きな食べ物・好きな教科・趣味…
何でもいいから言っていってくれ!」
みんなざわめき出す。
次々に自己紹介して行く。
そしてあっという間に俺の番になり適当に済ませた。
俺の自己紹介が終わると女の子が立ち上がった。
弱々しい声で話し始めた。
「…えっと
名前は川原ひとみです…
好きな食べ物は…プリンで…
好きな教科は国語です…
趣味は…
えっと…
ありません…;
…あの
よろしくお願いします…」
女の子の顔はこれ以上ないってぐらい真っ赤だった。
恥ずかしがり過ぎだろ
大丈夫かな…?
女の子は顔を真っ赤にさせたまま椅子に座った。
先生はハッとしたように
「は、はい!
次!」
.
