もやもやしたまま、文化祭当日。
あれから燐ちゃんとは一回もあってない。
「頑張ろー」
「おー」
なんともやる気のない掛け声。
それでもみんなの目は怖いくらいにギラギラしていた。
「足、寒くない?」
「我慢だよ、我慢」
なっちゃんはもう戦闘体勢。
私も羞恥心を捨てて、接客に励んだ。
「これ、五番テーブルな」
「う、うん」
次々にお菓子が出来上がるのを、私たち女子は必死で届ける。
さすが色仕掛けとオープンになったかいがあって、お客さんが多い多い。
「抹茶パフェ、お願いしまーす」
「はい!」
男性客がおおいのも、気のせいではないだろう。
なっちゃんは持ち前の女子力を活かしまくって、店内ナンバーワンに上り詰めていく勢いを見せた。
私はというと、
「抹茶パフェになります」
「ありがとー」
にこにこと笑って必死に接客をしていた。

