「できるまで待っててね」 私は頷くだけで、なにも言えない。 早く大人になりたい。 あの、華奢だけど広い背中に似合うような。 一つの差をなくしてしまえるような。 どうすればいい? どうすれば燐ちゃんにもっと近づける? 近づきたい。 燐ちゃんの隣に並びたい。 この気持ちはなに? なんで私は燐ちゃんにこだわるの? 王子様を見つけたから? 違う、それ以上の…………。 「……千世ちゃん、」