放課後のレシピ。




「千世ちゃん、何組なの?」


「B組だよ、燐ちゃんは?」


「僕はD」


「燐ちゃんなんでお菓子作り好きなの?」


「僕んちケーキ屋なんだよ。家の手伝いとかもちょくちょくしてて。いつの間にか好きになってたなあ。

今度うちにおいでよ、ケーキ割り引きするよ」


「ケーキ屋さん!?いく!」




それから、他愛もない話ばかりした。


話す時間と比例して、どんどん甘い匂いも強くなっていく。




「…あのさ」


「ん?」


「なんで最初あったとき、見つけたって言ったの?」




ずっと気になってたんだ、と苦笑して言う燐ちゃん。