「はい、完成」 「食べていい?」 「あっちょっと待って、写真とるから」 男の子はおいてあった鞄の中から、携帯を取り出す。 そして一回だけ、パシャッとシャッター音がなった。 「よし、じゃあ食べていいよ」 「いただきます!」 ホールから綺麗に切り取られた三角のショートケーキ。 ゆっくりと口に運ぶ。 「……美味しい……」