キーンコーンカーンコーン
「おっおはよ。また遅刻だよ」
前の席のあいつが言う
『いいじゃん別に』
おはよって言いたかったのになんであんな偉そうにゆっちゃうかな…。
「なんでいつも遅刻すんの、俺が迎に行ってやろうか?」
なっ、何ゆってんのこいつ。
やばい。迎に来てほしい!!!
あっ、そーいえば「こいつ」ってゆうのは私の幼馴染みの荒井智也。
すごくモテモテの中学2年生…。
私はコイツのことが昔から好きだった。
けど、告白してもいつもスルーされるの。
ほんと最低だ。
「ちょっと聞いてんのかよ。」
へ?なんの話だったっけ?
『えっと、なんだっけ?』
私がそう言うと智也は笑った。
「ちゃんと聞けよな」
『ごっ、ごめん』
恥ずかしいよー
「別に怒ってねーよ。お前は昔から忘れん坊だからな。いつまでたってもお前はカギだな」
『はいはい。もう、授業始まるから用意しなきゃね』
キーンコーンカーンコーン