苦め時々、甘め。

. ゜*。:゜大雅side

「落とすって...どうやって凛花を落とそう...」

スマホを持って画面の向こうの友人...颯に言う。

「知らねーよ。つかなんでそんなこと言ったんだよ。」
「いや、だって。」

あんな顔見ちゃったら誰でも欲しくなるでしょ。

泣いていた凛花はとてもか弱く見えて、いつも俺らを睨んでいるような子とは思えなかった。
守りたい。ただそう思った。

「はぁ。ま、お前ならできるんじゃね?どうせあいつも他の奴と同じだろ。」
「違う。凛花は違う。」
「何ムキになって」
「なってない!あー!俺寝る。おやすみ。」

俺は颯の言葉に何故かムカついてきってしまった。

暗くなった画面をもう一度タッチして、連絡先を選ぶ。

[凛花]

その表示を見てすぐにタッチする。

連絡先は凛花の友達があっさり教えてくれた。

通話ボタンを押してなんコールかすぎるけど出る気配なし。

仕方なくメールを打つ。

[明日、迎えに行くから待ってて! 大雅]

返信は来ないだろうけど。
そう思いながら送ると返信は早く来た。

[来ないでください。迷惑です。 凛花]

他の子とは違ってシンプルな文。
それだけでもなんだかいいなぁ。なんて思えた。


[いや。なにがなんでも行くから!待っててよ!]

俺がそう送るとまたすぐに返信が来た。

ぜってぇ、嫌です。って来るだろうな。なんて予想して見てみると
[では、8時までに。 凛花]
とかいてあった。

「よっしゃ。」

軽くガッツポーズをするとベッドに倒れ込む。

俺。まさかたったの1日で凛花に惚れたのかな。

そんなことを考えながら瞼を閉じた。