「え、伊緒。 彼氏にあげないの!?」 「彼氏ぃ?」 あたしに彼氏なんかいないんですけど。 17年間皆無なんですけど。 「え、あれ彼氏でしょ? いつもお昼一緒に食べてるじゃん」 え、それって・・・ 「あ、噂をすれば、彼氏きてるよ、伊緒」 指さされたほうを見てみると・・・。 「伊緒ちゃーん、お昼食べよう! 今日は屋上で!!」 「あ、」 やっぱりコイツか・・・ 「ほら、いってらっしゃい♪」 背中をトンと押され仕方なく、うるさく手を振る彼のほうへ歩く。