「僕だけじゃないですよ知ってるの。
幹部も平隊士もみんな知ってますよ(笑)」
幹部はともかく平隊士まで知っているとゆうのは総司がついた嘘である。
そうとは知らない土方は、
「なんだと?!まさか総司が
言いふらしたわけじゃないだろうな」
「いやだな~。僕がそんなこと
するわけないじゃないですか」
「お前ならやりかねないから聞いたんだ」
「ひどいな〜土方さん」
「ホントの事だろ。まぁいい。
とにかく俺は散歩に
行ってくるからな」
「はいはい。詩を読みにあの桜の木へ
行ってくるんですね。行ってらっしゃい」
「総司てめぇ後で覚えてろよ!!」
そう言って屯所を後にして土方は
桜の木へ向かってゆっくりと歩き出す。