桜が散るとき


仲のよかった友達も
私を避けるようになり
学校ではずっと1人でした。


良かれと思ってやったのに
あんな化け物を見るような目で
みんなが毎日私を見るんです。


その目は昔私を見ていた
母たちのようでとても
悲しくなりました。
 

私の力は他の人からしたら
とても不気味なものなんだと。


祖母は気にしちゃダメよ、
あなたの力は大切な人を
守るための神様からの贈り物よと。


祖母の言葉を胸にしまい
私は二度と人前でこの力を使うのは
やめようと心に誓いました。