桜が散るとき



何年か経ち小学生最後の運動会が
近づいてきました。


運動会の前日の総練習で
クラスメイトが怪我をし
明日の運動会にでれないと
落ち込んでいました。


私はなんとかしてあげたいと思い
祖母には内緒で治癒の力を
使うことにしました。


みんなに見えない所で
治癒の力を使うとみるみるうちに
怪我は治りました。


私はこんな力でも役に立てるんだと
嬉しくなりました。


が、友達は私を見るなり
化け物と言い走り去っていきました。


その日から私は変な力が使えると
避けられるようになりました。