私は広間ではなく幹部の人達が
集まる部屋へ行った。
平隊士と幹部は食べる場所が違うらしい。部屋の襖を開けるとみんな集まっていた。
どこへ座ろうか考えていると沖田さんが自分と土方さんとの間を空けてくれたので空いた所へ座ることにした。
近「みんな揃ったことだし食べようか」
全員「「いただきます」」
私は少し不安だった。現代の味付けが
幕末のみんなの口に合うのかが。
藤「うまーい♪」
山「今まで食べた事のない味付けですね」
沖「結愛さんすごく美味しいです!!」
私の不安をかき消すようにみんなが
美味しいと口々にゆってくれた。
土方さんは私が不安がっているのが
わかっていたようで、
土「安心しろ。ちゃんと上手いから」
と、小さな声でゆってくれた。
たった一言だけどなぜかとても安心した。
―この時から私は少しずつ
変わっていたのかもしれない。