「つーか、秋翔モテモテじゃんー!!」






「別に沙織には関係ねーし」






「釣れないねぇ〜」







「いいから返せ」






そう言って沙織先輩の手元から手紙を奪い取り





そのまま無言で2階へ上がって行ってしまった秋くん









「・・・あ、あきくん怒らせちゃったよ」





折角久しぶりに会ったのに



こんなっ・・・どーしよ・・・







一気に血の気が引く私とは裏腹に






「んー?大丈夫大丈夫!!」






・・・と、楽観的な沙織先輩の笑顔に不安を覚える