カッコイイ年下君との恋愛事情








「いってらっしゃあ〜い」






誠哉とゆかりんが宿題の為に教室に入っていく背に軽く手を降り






私は1人、また向かい側の廊下へと視線を向ける










友達と楽しそうに笑い合う神谷先輩の笑顔






「・・・ステキ」






イケメンは目の保養になるなぁ








さすが学校一カッコイイと言われる神谷先輩だわ









窓から身を乗り出していると

ピューっと風が吹いて身が凍える








「さすが11月。寒い〜ってかもうすぐ12月かぁ」





ついこの間入学したばかりに感じるのにあっという間に高校生一年生の冬を迎えようとしていた






入学して早々カッコイイと目をつけた東上先輩も神谷先輩も接点ないままここまで来ちゃった







なんて、何もしてこなかった過去の自分に少し反省







去年の私は、だいぶ夢見てた