遠くで声が聞こえたと思ったら急に大きな声になって、慌てて顔を上げると
「・・・あきくん」
ずっと待っていた。
逢いたかったあの人が血相を変えて立っていた
「桐谷さん大丈夫?!」
なんで、そんなに慌ててるの?
そんなことよりも・・・
「秋くん、お誕生日おめでとうっ」
今日はあなたの誕生日。
笑ってくれなきゃっ。
「今は、それよりッー「そんなことないよ?」
「え・・・」
「年に一度しかない、大事な秋くんの誕生日だよ」
だから"そんなこと"だなんて、自分で言わないで・・・
「桐谷さん・・・自分の状況わかってる?」
「・・・・・・へ?」
秋くんにそう言われて一先ず冷静になってみる
そういえば・・・私、どれくらい待ったんだろう

