雨に打たれて
びしょ濡れになりながらも
必死に
「恵ちゃん!!!」
手を伸ばしてくれた
「・・・とも・・くん・・・・・・」
掴んでくれた
「何してるの!!こんな所で!母さん心配してんよ!?」
「・・・トモくん・・ドウシタノ」
「だから・・・心配してるんだよ」
「・・・」
「このままじゃカゼ引いて母さんに2回も怒られちゃうよ」
「・・・・・・」
「・・・めぐみちゃん?」
「かえらない」
「・・・え?」
「メグミはかえらないよ」
「どうして?」
「だって・・・おうちに帰っても、お兄ちゃんにあえないんでしょう?」
言葉にした途端
引いていた涙がドッと溢れた
「・・・めぐみちゃん」

