階段を通せんぼするようにして貼られた一般立ち入り禁止のテープを、跨いで階段を途中まで登る
テープから上は静かで、静まり返っていて、文化祭だという事を忘れてしまいそうなほど
「秋翔くんと、なんかあった?」
「"なんか"って言うか・・・」
・・・むしろ何もないと言っても過言じゃない
「どうすればいいのか迷子になっちゃって」
今すぐどうこうなりたいとか
気持ちを伝えようとは思っていなかったから別に良いんだけど・・・
「秋くんに気持ち伝えたらどうなっちゃうんだろうって、前よりももっと強く思うようになったような気がします」
前よりも、もっと、ずっと
嫌われるのが怖くなってるのを感じる
臆病になってるの、自分でもわかる
「それは、一緒に過ごしてる時間が増えてるからでしょ」

