だから、この人がいてくれるなら気持ち的にも楽にはなるが・・・
タダで人に勉強教えるなんて、そんなボランティア信じられない
「・・・あのさ」
「へ?!」
「これ本当にボランティア?」
「へ?!あ、そうだけど・・・?」
「タダでこんなことして何になるの?」
俺は問題を解く手も止めずにただただ淡々とと問う
「なにって・・・」
「面倒臭いこと俺ならやらない」
俺がそう言うと、言いすぎたかもしれないと不安になるほどの沈黙が流れ
暫くして彼女は口を開いた
「最初は、沙織先輩の力になりたくて引き受けたけど・・・今は弟くんの努力が実って欲しいって心から思ったからっ」
"俺の努力"?

