「はいっ ・・・」
「弟が今期高校受験で塾に通わせてあげたいんだけど、それを察してか行こうとしてくれなくて・・・。
流石に受験間近の今くらいは行きなって説得してるんだけど・・・」
「弟くん、優しいんですね。」
「家じゃそんなんじゃないんだけどね。まあ、そこで双葉の出番よ!!」
「えっ、このタイミング?!」
「弟の家庭教師をやってほしいの!弟にはボランティアってことにして!!
もちろん実際はほんの少しではあるけどお給料出すから受験が無事終わるまで!一ヶ月ほど!!」
「あー・・・なるほど」
ボランティアって事にすれば弟くんは負担になってないと思うものね
それなら塾に行くのを我慢してる弟くんでも、納得するかも・・・
・・・
「ってぇ!!そー簡単には受けられませんよ!!!」
「なんで?」

