土砂崩れ



そう思ってたけれど

なかなか運命は

とても残酷だった。





あれから1年経った

夏のこと

たまたま寄ったカフェに

彼がいた。



彼は、昔のような

無邪気な笑顔では、なかった。

むっすとした顔で

禁煙の場所なのに

どうどうとタバコを吸いながら

スマホをいじりながら

「ちくしょーまたかよ」

と大声で叫んでいた。


そんな彼を周りの人は

冷たい目で 不愉快な顔をして

見ていた。