心の居場所


私は先生の車で家まで送ってもらった。

「絶対安静にして、部活は治るまで休めよ。」

「…はい。」

私たちの顧問は割と若い男の先生だ。

「そんな顔するな!
大丈夫、すぐに治るぞ!」

「…送ってくださり、ありがとうございました。」

ブロロロロッ

車が見えなくなり、私は家の中へ入った。

「…ただいま。」

「ねぇちゃん!
大丈夫!?」

私の声が聞こえて慌てて走ってきた拓海。

「骨折だって。
全治1ヶ月ちょっと。」

私は力なく笑う。

「…ごめん、ちょっともう寝るね。」

「うん。」

そう言い、私は拓海の横をすり抜けて、自分の部屋へと向かった。