心の居場所


「はーい、しゅうごーう!
今日は部長が休みだから、私が仕切ります。」

「「はい!」」

「じゃあ、今日は2時間しか練習時間ないので、まずシュート練を30分間。
そして、1on1、2on2、最終的には3on3をやりたいと思います!
では、まずシュート練始めます!」

「「はい!」」

みんなそれぞれ黙々とシュートを打っていく。

「シュート練終わりです!
次は1on1をします!」

「悠奈!
やろう!」

私を誘ってきたのは、雛乃。

雛乃はバスケ経験者。

何回か選抜の時に会って仲良くなった。

「うん!」

「先にオフェンスやっていいよ。」

そう言って私にボールを渡す。

「ありがとう。」

私がドリブルを始め、雛乃を抜く。

もうすぐでゴールだ。

レイアップの体制に入った時だった。

雛乃の足に引っかかり、私は壁にぶつかった。

ガンッ

「うっ。」

「悠奈!?
悠奈!?
大丈夫!?」

「ごめん…。
だい…じょうぶ。」

やばい、右手が…。

「悠奈!?
み、みみ右手が…。」

雛乃が青白い顔で私の右手を指差す。

「…え?」

右手を見ると、ありえない方向に曲がっていた。

「う、うそ…。
うっ…。」

やばい、怪我を見たせいか痛みが増す。

「先生!
悠奈の手が!」

顧問が来て、私はすぐに車で病院へと向かった。