心の居場所


私は自分の準備へと取り掛かった。

「悠奈ってさ、男子と話せるようになったの?」

シュートを打ちながら真琴が不思議そうに私を見てくる。

「へ?
全然だよ?」

「でも、悠星には平気だったじゃん?」

「え、あー、なんかね、悠星くんだけは、平気なんだよねー。」

「ふーん。」

それだけ言い、真琴はボールをしまいに行ってしまった。

「悠奈…。
あのさ、真琴に悠星くんの話題はやめたほうがいいと思う…。」

「へ?」

同い年でマネージャーの藍李ちゃん。

天然で、可愛らしい子。

「私、悠星くんと、真琴と同じ中学だったんだけど、あの二人付き合ってたんだよね。
だから、真琴の前では悠星くんの話はダメなんだ。」

「そう…なんだ。」

あの2人付き合ってたんだ…。

年上だけじゃないんだ…。

いや、そんなこと言ったら、悠星くんに失礼だよね。