心の居場所


ガチャリ

部室に行き、着替える。

部室を出て、鍵を取りに行く途中、2年生のわりといかつめの先輩たちにすれ違った。

「ねぇねぇ、悠星さぁー、最近遊んでくれないよねー。」

「それ思ったー!
なんか、好きなコできたんだってー。」

「えー、そーなの?
なんかさー、悠星はみんなのって感じしない?
なんか誰かのものとかじゃなくて…。」

「あー、それわかるー!
悠星は特定の彼女作らなかったってのもあるかもだけど、やっぱ悠星はみんなのって感じだよねー!」

悠星くん、そんな風に思われてるんだ…。

「ってか、その好きなコって誰なんだろーね?」

「んー、なんか、悠星と同じクラスの子って聞いたよー?」

「へぇー。
悠星が同い年の子好きになるっていがーい。
いつも年上だったのにねー。」

そうだったんだ。

年上…。

私はそれ以上聞きたくなくて、早足で体育館へと向かった。