心の居場所


電話の向こう側で喜んでいる声が聞こえる。

そんなに嬉しいのか。

『悠奈…。』

ドキッ

「は、はい。」

緊張のあまり声が裏返る。

『ははっ!
なんか、緊張するわ。』

日向くんの声が少し震えてる気がする。

「日向くん、あのさ私も下の名前で呼んでもいい?」

戸惑いがちに聞く。

『いいに決まってる!
むしろ呼んでほしかった!』

「あははっ。
なにそれ。」

『俺の名前呼んで?』

え、今…?

「…ゆ、悠星…くん。」

緊張する…。

心臓の音がめっちゃ聞こえる。

『ぶはっ!
やっぱ期待裏切らなかったな!』

え、なんで笑われてるの!?