心の居場所


「今日は楽しかった!
ありがとう!」

「私も楽しかったよ!
今度双子コーデして、遊園地とか行こうね!」

千夏と別れ、私は家に入る。

部屋に行き、今日買った服を着てみる。

鏡の前でくるっと一回転をする。

「なんか、楽しみだなぁ…。」

!?

な、なに言ってるんだろう私。

全然楽しみじゃないし。

これは、仕方なくよ。

そう、仕方なく。

あ、千夏にお礼言おう。

そう思ってケータイを開くと、ディスプレイに、日向悠星の文字があった。

あ。

そういえば、時間とかLINEするって言ってたけ。

トークを開くと、明日のことについてだった。

『明日の待ち合わせなんだけど、10時に○○駅でいいか?』

という内容。

10時に○○駅か。

『大丈夫だよ。
それよりどこ行くの?』

うわっ。

もう既読ついた。

『秘密♡』

…。

既読無視でいいか。

お夕飯の準備をしていると、ディスプレイが光った。

日向くんからだ。

『さっきのは、春樹が打った!
まじでごめん!』

あ、橘くんが打ったんだ。

仲良いだな。

「なぁ、ケータイ見ながらニヤニヤしてるときもい。」

「え、うそ。
私ニヤニヤしてた!?」

「めっちゃしてた。」

そう言って、お皿を運んでいく拓海。