心の居場所


「悠奈ー!
この服どう??」

そう言って、私に見せてきたのは、黄色と水色の花柄のミニのワンピース。

「えっ…。」

私に似合うかな…。

「その上に、白のカーディガン羽織ったらかわいいよ!」

た、たしかにかわいいけども…。

「…私に似合う?」

戸惑いがちに聞いてみる。

「そんなの着てみなきゃわからない!」

そう言って、私を試着室に行かせた。

千夏って、ファッションのことになると人格が変わる。

まぁ、昔からオシャレとかするの好きだったもんなぁ、千夏は。

だから、学校とか行く時も、毎日髪型が違う。

将来はデザイナーになりたいって言ってたっけ。

「ふふ。」

私は着替え終わり、戸惑いがちにカーテンを開ける。

「うわぁ!
やっぱりかわいい!!」

うぅ…。

こんなミニのワンピース似合わないよー…。

「これ買ってくるね!」

そう言い、颯爽とレジへと向かった。

は、早い…。

「次は、靴だね!」

千夏、ものすごく楽しそう。

「デートだから、慣れないヒール履くと、疲れちゃうし、靴擦れ起こしやすいから…。」

ブツブツと独り言を言いながら、靴を選ぶ千夏。

あ、これかわいい…。

「ち、千夏!
これどうかな?」

千夏はじっとこの靴を見て、

「いいね、それ!
ヒールもそんなにないし、歩きやすそう!」

私が選んだ靴は、白のリボンがついた、淡いピンクがかったぺったんこ靴。