心の居場所


「明日から、夏休みだからなぁー!
みんな気をつけるんだぞー!
あ、あと、今日と明日はどこの部活も活動なしだからな!
それじゃ、いい夏休みをー。」

そう言い、担任は教室を出て行く。

あ、明日から夏休みだったんだ。

げ。

夏休み初日をあいつと過ごすのか…。

「おいコラ、心の声漏れてんぞ。」

そう言い、私の頭を軽く叩く。

「だ!?
ひひひ、ひひ日向くん!?」

あまりに驚きすぎて、盛大に噛んでしまった。

「ぷっくくくくく…。
お前噛みすぎだろ。
あ、メールとLINEサンキューな。
明日の時間とか帰ったらLINEで決めんぞ。」

それだけ言い彼は、橘くんと帰って行く。

「悠奈ー!
買い物行こうー?
って、悠奈?
どうしたの?」

「え?」

千夏が私の顔を覗き込む。

「顔、真っ赤だよ?」

へ!?

「そ、そんなことないよ!
それより早く買い物行こう!」

無理矢理、千夏の腕を引っ張って、昇降口へと向かった。

電車に乗り、私たちは原宿へと向かう。

私たちの学校からそれほど遠い距離ではないから、わりと楽だ。