心の居場所


「あ、おはよう。
昨日迷惑かけてごめんねー。」

顔の前でごめんのポーズをとる。

「大丈夫だよー!
おかげで、春樹くんとも仲直りできたし。」

嬉しそうな笑顔で私を見る千夏は、本当に可愛いと思う。

「おはよう!」

元気な声が教室中に響き渡る。

「おはよー!」

「うーっす!」

教室で声が飛び交う。

声の主の方を見ると、日向くんがいた。

彼と目が合い、私は少し笑うと、彼は顔を真っ赤にして、目をそらした。

??

「あはは!
やっぱあいつおもしれー!」

お腹を抱えて笑っているのは、橘くん。

「え、なにが??」

涙を拭いながら、橘くんは、内緒と言った。

「よっ!
悠星!」

橘くんはそのまま日向くんのところへと向かった。

なんなんだろうか?

「ねぇ、春樹くんから聞いたんだけど、悠奈さ、明日デートするんでしょ?」

「へ!?」

な、なんでそのこと知ってるの!?

「なんでって、春樹くんに教えてもらったから。
今日の放課後さ、服買いに行こうよ!」

今日の放課後…。

部活はないし、とくに予定もない。

「服って、私今日お金持ってないよ!?」

お財布家だし…。

定期しかないよ。

「いいのいいの!
ちょっと早い誕プレ!」

と、楽しそうにしている千夏を見ていると、断れなかった。