心の居場所


資料室の整理の時でいっか。

「悠奈ー!」

??

声のする方を見ると、隣のクラスの真琴がいた。

真琴とは同じ部活。

「どしたん?」

「英語のさ、教科書貸してくれない?
忘れちゃってー…。」

あははと苦笑いを浮かべる真琴。

「いいよ!
ちょっと待っててね。」

「ありがとー!」

私は鞄の中から、英語の教科書を取り出す。

「はい!」

「ありがとー!
次の時間返しに行くね!」

それだけ言い、真琴はパタパタと走って行った。

「なぁ、今の子って、杉野真琴だろ?」

っ!!

後ろから、日向悠星が顔を出す。

私は日向悠星の言葉を無視して、自分の席へと戻る。

「えー、悠奈ちゃん、無視ですかー。」

本当、この男うざい。

「まぁ、あとで2人きりになれるしいっか。」

ゾワッ

この男怖すぎる。

絶対関わりたくない。