遅刻覚悟で、教室のドアを開ける。
ガラガラ
音が大きいよー…。
「あら、佐野さんと、日向くん。
2人揃って遅刻とは仲がいいですね。」
「え?」
「いやー、先生やっぱわかりますー?
俺たち付き合ってる「付き合ってません。」
私は彼の言葉を遮った。
「はいはい。痴話ゲンカいいから、2人とも放課後、罰として資料室の整理よろしくね。」
それだけ言い、担任は出て行った。
うそーー。
今日部活あるのに…。
私はガクンと肩を落としながら、自分の席につく。
「悠奈、おはよう。」
私の席の前にいるのは千夏。
「おはよ。」
遅刻はするわ、日向悠星と一緒に登校してきたと思われるわ、今日本当についてな。
「あ、千夏、今日部活あるから、一緒に帰れないや。」
目の前でごめんのポーズをする。
「大丈夫だよ。
部活頑張ってね!」
千夏の笑顔は太陽だ。
「あ、悠星くんに聞いといてね。」
周りの目を気にしながら、コソッと耳打ちしてきた。
「あ、うん。」

