心の居場所


買い物が終わり、帰り道を歩いていると、拓海が手を差し出してきた。

「え?」

「荷物。」

早くと言わんばかりに、手を揺らす。

「ありがと!」

拓海にレジ袋を持ってもらった。

「あ、明日さ私部活あって、遅くなるから恵美ちゃん勝手にあげていいからね。」

「言われなくてもそーするつもりだった。」

「可愛くないなー。」

そう言うと、拓海はレジ袋をぶつけてきた。

「いったいなー!」

私もやり返す。

家に着き、オムライスを作る。

美味しそうに食べてくれたから、よかった。

私は先にお風呂に入る。

「ふぅーー。」

湯船に浸かり、ため息をつく。

体が温まる。

明日、日向悠星に話さなくちゃ。

大丈夫。

大丈夫。

自分に言い聞かせる。

お風呂から出て、自分の部屋に向かった。

今日はもう疲れたから寝よう。