心の居場所


あ、そういえば、冷蔵庫の中になにもなかったよね。

買い物行かなきゃ。

私は部屋を出て、リビングへと降りた。

「ねぇ、今日のお夕飯買いに行きたいから、買い物付き合って。」

拓海は、えーと言いながら、着替えたりと準備をしてくれた。

私も準備しなくちゃ。

部屋に戻り、着替える。

ケータイのメモに今日買いたいものをメモる。

私の家族は、弟だけ。

お父さんは浮気して私たちを捨てた。

私の顔を憎んだお母さんも私たちを捨てた。

「今日のお夕飯なにがいい?」

拓海は少し悩んで、

「オムライス。」

とだけつぶやいた。

「わかった。」

オムライスとか、意外とかわいいとこあるんだよね。

「あ、本屋寄っていい?」

「いいよ。」

どうせ、漫画かな。

そう思い、拓海が戻ってくるのを待つと、すぐに出てきた。

「なに買ったの?」

「言わない。」

「ふぅん。」

ま、別になんでもいいや。