「ねぇ、俺と付き合わない?」

「私、男の人嫌いなの。」

「うん♪ 知ってる。」

ニコニコ笑顔で、私の言葉を聞く彼。

女好きで有名の日向 悠星。

「男嫌いで有名の佐野 悠奈ちゃん。」

私は彼を睨む。

「知ってるなら、関わらないで。」

彼の横を通り過ぎようとした時、

「なぁ、なんで男が嫌いなの?」

さっきまでニコニコ笑顔だった彼は急に真剣な顔になった。

「貴方には関係ない。」

それだけ言い、私は彼を置いて、家路を急いだ。