ドアを開ける。 春休みの今は、ぽかぽかしてて気持ちがいい。 それは気持ちも、天気も。 ルカの家は、ここから歩いて3分くらいのところにある。 そこまでわざわざ自転車で行くのは嫌だったから、歩いて行くことにした。 ルカの家は新築の一軒家。 肌色で大きなルカの家への訪問は、これで5回目。 チャイムを押すのはすごく緊張する。 「……フー」 ピンポーン 「…開けるねー!まって~」 「ん」