「あー…できてんじゃね?」 「そんなものなの?」 「おう、そんなものだろ」 「ふーん」 凜の言葉に相槌(あいづち)をうち、何気なく見上げた空は、小さい頃画用紙に描いたものと同じ、汚れ1つない綺麗な青をしていた