「んじゃ、帰るか」 「あ、そうだよね」 「じゃな」 別れるときはあっさりな凜。 私は、部屋に戻った。 部屋に着いた瞬間、腰が抜けて座り込んでしまった。 「………はあ」 メイクをしてよかった、だとか 服着替えてよかった、だとか いろんなことが頭の中でまわる。 今までも、凜とスーパーで会うことはあったっけ? きっと、はじめてだと思う。 「…つかれた」