それでもひどい。 乙女の口につっこむなんて。 「私乙女!」 「はあ?」 言い合う私たちをタツキさん(ルカのお兄ちゃん)が笑う。 「まあまあ。それで?アイナちゃんが駆け下りてきた理由は?」 そうだ。 忘れてた。 「あ、あの!私ってどうやってベッドまで……?」 「ああ、それ?それねえ、俺。俺が運んだの。」 そう言ったのは、タツキさん。 「あ…、そうなんですか!ありがとうございました」