「結羽は俺にとって妹同然の存在だけど、いつの間にか、お前も大人っぽくなったんだな。」
「…うん」
私のワンピース姿にそう感じたのかな?私はただ小さく頷いた。
…このタイミングでそういうことを言ってしまうから、爽ちゃんってなかなか罪な男だ。
しかも頭をポンポンと軽く叩いてきてさ…そんなの、ドキドキにしちゃうに決まってるでしょう?
ああもう、悔しいな。
爽ちゃんへの想いを断ち切れる気配が、まるでない。
だけど…間違いなくこれから、爽ちゃんと恵さんが結ばれる。
永遠の愛を誓って、海と空にも祝福されながら、幸せなキスを交わすんだ。
私はそれを分かっていて、今ここにいる。
だから…
「爽ちゃん、あのね。」
私は顔を上げて、大好きな人の目をじっと見つめた。

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