私の誕生日会が幕を閉じて2週間後。
私は本が大好きで本屋さんでバイトをしている。
今日もいつも通り本の整理をしていた。
本の整理をしていたら私の大好きな本を見つけた。
その本はある夫婦がいて奥さんの方が病気になるんだけどその病気を乗り越えて頑張って生きてくストーリー。この本は何回読んでも泣けるんだよなー。
バイトが終わって家に着いた。そして今日は奏とご飯を食べに行く約束をしていた。
着替えて。奏が迎えに来るのを待っていた。
『ピンポーン』
奏だ!
「はーいっ!」
勢い良くドアをあける!ガチャ。
「ったく。誰かも確認せず開けちゃダメだろ。ほら、行くぞ!」
心配症だなー。でもそうやってさりげなく心配してくれるのも奏らしくて私は好き。
「ご、ごめん!待ってよー。奏ー!」
走って奏に追いついた。ぎゅっ。手に温かいぬくもりを感じた。
「寒いから人間カイロー。」
ちょっとニヤケながら奏が言った。
「何それー!笑 普通に私と手が繋ぎたかったって言えばいいじゃん!!!!!!」
「そんなんじゃないし。寒かっただけだ!」
顔真っ赤。照れ屋さん。可愛い....。
予約していたレストランに着いた。