わたし達の後ろで市川が呟いた。

『あれぇー?先生?もしかして憧れてるんですかぁ?』

萌亜がふざけた口調で言った。

もともと、怖いと思っていた生活指導の市川とはあの3人を共通点に仲良くなった。

『あー、そうかもな・・・(笑)』

市川が懐かしそうに目を細めてテレビを見た。